ジョージマムの子育てLIFE

英語多読、絵本多読を楽しんでいる親子の日々の記録です

【親子で英語多読】ORT Stage 1 「Wordless Stories」を読み込むことの意味

この記事のキーワード:ORTOxford Reading TreeORT Stage 1、Wordless Stories、英語多読、子ども英語、おうち英語

 

● 親子で英語多読

2歳の子どもと一緒に英語多読を楽しんでいます。

具体的に何をしているかというと、普段の生活の中に英語の絵本を持ち込んで、日本語の絵本を読むような感覚でただORTOxford Reading Tree)やその他の絵本を楽しんでいるだけです。

英語に力を入れるために日本語の絵本の読み聞かせを減らすようなことは一切していません。あくまでも「+α」の趣味として、そして子ども中心ではなく自分自身の趣味として生活の中に英語多読を取り入れています。

 

ORTは音声ペンとセットになっている韓国版を使っているので、ネイティブの音声を聞きながら読む「聴き読み」スタイルで読んでいます。これが本当に優れもの。息子もこの音声ペンの虜です。このペンとORTの絵本はつねにリビングに出しっぱなしにしてあります(テレビ台に積んである)。

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その他の絵本はわたしが読みますが、そんなにきっちり読むというよりは、日本語で絵についておしゃべりしたりしながらゆるゆる楽しんでいます。

 

● 多読のスタートは絵を楽しむことから!まずはORT Stage 1 Wordless Storiesをじっくり

ORTのStage 1には「Wordless Stories」といってタイトル以外は文字のない、絵だけの絵本が数多く揃っています。

これはほんの一部ですが、どの本もタイトルの英語が唯一の英語で、中には文字が一文字もありません。

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タイトルの英語がわからなかったとしても、中のストーリーはその一言を表すために作られたものなので、たいていは読めば(見れば)わかります。

中身はこんな感じで、見開きすべて絵だけで構成されています。全ページカラーです。
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小さい子どもと読むときにも、大人が読むときにも、この絵だけの本を楽しめるようになることがその後の多読の成功につながるように思います。

というのも、英語多読というのはあくまでも本を楽しみながら大量に読んでいく活動であって「お勉強」ではないので、「文字がないと何の意味もない」とか「こんな内容では勉強にならない」などと思ってしまう気持ちから一度離れることが必要なのです。そういう親の気持ちは子どもにもきっと伝わってしまうし、親自身が多読を楽しいと思えなくなってしまうことにもつながると思います。

楽しく読んでいるうちに言語習得は後からついてくるものなので、まずは気張らずに楽しめる素地を育てるためのウォームアップだと思って、この「Wordless Stories」をややしつこめに(繰り返し)読むのがおすすめです。

このレベルで絵を隅々まで見ることに慣れて、登場人物の表情や動きをよく観察したり、背景から場面を推測したりする癖がつくと、その後どんな絵本を読んでいても楽しさが増すと思います。英語に限らず、絵本を好きになることにもきっとつながります。

 

このレベルを繰り返し読んだ息子は、絵本のページの隅っこの小さななにかを発見するのがとても上手になりました。そして、「次はFish Tank読もう」、「Fish Tank、水族館にもあったよね」などと言いながら絵本を選んでくるので、タイトルの英語と意味と絵本はしっかり一致しているようです。

 

ちなみにORTのStage 1はこの後「First Words」へとステップアップしていきます。(Stage 12まであります)

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ここからは1ページにとてもシンプルな1文(たいていは繰り返し)が入るようになります。
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文章が入るようになってからの面白さももちろんあるのですが、ORTはやはり文字なしのレベルが充実しているところが大きな魅力の一つで、そのレベルをじっくり楽しむことが子どもにとっても大人にとってもとてもためになることだと思うので、「Wordless Stories」を「え、英語ないの?」と思わずにみなさんぜひじっくり読んでみてください。