ジョージマムの子育てLIFE

英語多読、絵本多読を楽しんでいる親子の日々の記録です

【絵本多読】1歳の息子に「おおきい」と「ちいさい」をたった一度で教えてくれた絵本

この記事のキーワード:赤ちゃん絵本、絵本の読み聞かせ、1歳5ヶ月、こどもの言語発達

 

とある子育て広場で、スタッフさんが子どもたちに絵本を読んでくれました。

「おおきーい」

「ちいさーい」

「お、お、き、い」

「ち、い、さ、い」

 元永定正さんの『おおきい ちいさい (0.1.2.えほん)』という絵本です。

その日の午後、息子は果物を保護する白い発泡スチロール製のネットをちぎって遊んでいました。少し離れてその様子を観察していたら、大きくちぎれたほうを掲げて「おおきーい」、今度は小さいほうを見て「ちいさーい」と言っているのです。これには驚きました。「おおきい」、「ちいさい」の意味をしっかりとらえている!

息子はこれまでにいくつかの形容詞(おいしい、しょっぱい、あつい、重い、かっこいい)を獲得していましたが、新しく重要な形容詞「おおきい」、「ちいさい」を習得した瞬間を目撃したような気がしました。

たった一回で子どもに大小の概念をばっちり教えてくれるとは…。優れた絵本、そして優れた読み聞かせにはパワーがあると改めて感じました。

それにしてもこの絵本、大きいものと小さいものが並んでいるだけなのに、その色彩といい、佇まいといい、なんともいえない魅力があります。大人をも魅了するこのグラフィックがきっと作者・元永定正さんのお力なのだと思います。すっかり気に入ってしまったので、『おおきい ちいさい (0.1.2.えほん)』はわが家の本棚にも加わってもらうことにしました。赤ちゃん絵本ですが、これはきっと大きくなってからも楽しめると思います。子どもには、こういう良質なグラフィックをたくさん見て育ってほしいです。

ちなみに、元永定正さんといえば、こちら絵本が有名です。