【親子で英語多読】『ZOG』というすばらしい物語
この記事のキーワード:英語多読、子ども英語、おうち英語、洋書絵本、読み聞かせ、3歳、4歳、ZOG、ドラゴン
もうすぐ4歳になる子どもに少し長めのお話を読んであげたいと思い、英語の絵本を数冊まとめて購入しました。
そのなかのひとつ、『ZOG』という絵本がとても良いお話で、子どもよりも私がすっかり気に入っています。
前半は、まだ幼いドラゴンたちが一人前のドラゴンになるために修行を重ねるというお話。
オレンジのドラゴンZOGも勇ましいドラゴンになることを夢見て練習に励んでいますが、なにをしても失敗続きで怪我が絶えません。そんなとき、偶然出会った少女がたびたびZOGの傷の手当てをしてくれました。
その後、修行の一環として「プリンセスを捕える練習」をしていたZOGのもとにその少女が現れ、自分はプリンセス・パールだから自分を捕まえればいいと提案してくれます。そうして、ドラゴンたちとプリンセス・パールの日々が始まります。
そんなある日、連れ去られたプリンセス・パールを救いに騎士が現れ、ZOGはプリンセス・パールを渡すまいと騎士に戦いを挑みます。
それを見たプリンセス・パールは、二人の間に入り、世界は傷ついた人たちで溢れているというのになぜこれ以上に傷つけ合うのか、と毅然とした態度で戦いを止め、自分は城で美しいドレスを着て過ごすよりも、医師になって苦しむ人々を救いたいのだと夢を語ります。
最後は、プリンセス・パールの意志に心を動かされた騎士とZOGがプリンセス・パールと同じ道を選んで終わります。(ネタバレでごめんなさい)
ZOGもプリンセスも騎士も、伝統的に社会から決められた役割から自由になり、自分の選んだ道を進むわけなのですが、このエンディングが読んでいてとても気持ちの良いもので、子どもたちと何度も読みたいなと思いました。
絵本の物語をもとにCGアニメも作られているのでYouTubeなどで合わせて楽しめます。
ペーパーバックなら1,206円で買えて、日本の絵本を買うよりも安いくらいなので、ぜひぜひ読んでみてください。とても素敵な物語です!