【ベビーカー】サイベックス「MIOS ミオス」を5年間使ってみた感想
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ベビーカーでお悩みの方に、サイベックス(cybex)の「MIOS ミオス」を5年使ってみて感じたメリット・デメリットを詳しくお伝えしたいと思います。(この記事は2022.4.12に更新しました)
ドイツのメーカー、サイベックス(cybex)が2017年に発売した最新型のベビーカーです。すぐれた機能とデザインを兼ね備え、サイズ感も日本仕様でコンパクトになっています。
画像は、ブラックフレームに「マンハッタングレープラス」という色のキャノピーを組み合わせたバージョンです。
公式サイトはこちら。今は新しい型が発売され、キャノピーの素材も変わりました。
サイベックス(cybex)「MIOS ミオス」の購入
わたしは2017年8月に三越恵比寿店の「DADWAY」にで行って、実際に子ども(当時生後3ヶ月)を乗せてみたうえで購入を決めました。色は写真と同じブラックフレームに「マンハッタングレープラス」のキャノピーを選択しました。(恵比寿三越は閉店しました。)
決め手となったのは、店頭で隣に並んでいたエアバギーと乗せ比べてみた事でした。出産後、迷いに迷ってエアバギーにほぼ心を決めかけていたのですが、子どもを乗せた感じを比べてみると、ミオスのほうが断然広々していてメッシュの背中が涼しそう。(8月の暑い日に見たのでこれは大きなポイントでした)。エアバギーは座面が少し深いというか、すっぽり包まれてしまう感じなので、夏に見るとどうも暑そうに見えました。
さらに、ミオスはハイシートで、シートの下の荷物入れとタイヤ周りがすっきりしているところも魅力でした。これは、その後ほかのベビーカーと比べてみても「ミオスのデザインが一番いいな」と思えるポイントです。(荷物をたくさん入れてもこのすっきり感は維持されます。)
さらに、ミオスはフレームが外側にきているので一見幅が広そうに見えるのですが、実はスリムで改札なども通りやすそうだということもわかって、購入に至りました。
本体が約9万円くらい、キャノピー・シート・ヘッドクッションなどで2万円弱くらいかかったと思います。高い買い物ですが、三越の株主優待券を使って10%引きになったのが大きかったです。ポイントカードを作って「DADWAY」のポイントもたくさんついたので、後日そのポイントでいろいろはベビーグッズをゲットしました。株主優待券がない方は、三越伊勢丹のMIカードを作ってから購入するとポイントがついてお得だと思います。
というわけで見に行った当日にフレームとキャノピーの色を決めて、お取り寄せの注文をして帰りました。後日受け取りに行ったのですが、店頭で買うと、お店の人が箱から部品を出して組み立てておいてくれるので助かります。
実際に使ってみて感じた「MIOS ミオス」のいいところ
②安全
ミオスはフレームのポールがシートから少し離れていて一番外側にくるデザインなので、エレベーターや改札など狭い場所を出入りするときにサイドをぶつけてしまうことがあっても、フレームが多少こすれるだけで済みます。頑丈なフレームに赤ちゃんの手足がしっかり守られているため、押していてもひやひやすることがありません。
③対面式にもなる
我が家では子どもが生後3ヶ月になってからベビーカーを使い始めたのですが、はじめのうちはとにかく子どもの様子が見えていないと不安だったので、対面式にして使っていました。新生児を乗せる場合は、やはり対面式に切り替える機能はあったほうがいいと思います。切り替えるときは、両サイドについているボタンをぽちっと押してシート部分をまるごと持ち上げ回転させるだけなので簡単です。(ただし、赤ちゃんを乗せたまま持ち上げるとかなり重いです…。)
④夏涼しい
ミオスは背中部分が大胆にメッシュになっているので、熱さがこもらず夏でも快適です。メッシュといってもペラペラの薄い布などではなく、それなりに硬さのあるシートなので安心です。もちろんシートカバーをつければ冬場も寒いことはありません。キャノピーも夏場でも十分な大きさだと思います。新生児でシートをフラットにしているときはキャノピーをすべて開いても日が当たってしまうのですが、わたしはおくるみの布を持ち歩いて、必要なときだけキャノピーの上から赤ちゃんの足元まで被せていました。
⑤グリップがいい
ミオスはハンドル部分が皮でできていて握り心地が最高です。さらっとしていながらも手にフィットします。一般的にはスポンジのようなハンドルが多く、触った感じがもたっとしているので、後日セカンドベビーカーを買ってから使い比べてみて皮グリップの良さに気がつきました。
⑥スタイリッシュ
ミオスはなんといってもスタイリッシュ。これは案外大切なポイントです。産後は赤ちゃんの世話で余裕がないので、自分のケアやおしゃれも思うようにできません。やっとの思いで外出したとき、ガラスなどに映った自分の姿をみて余計に疲れを感じてしまったり、ほかのママさんたちを見て気おくれしてしまったりすることもあります。そんなときはベビーカーがおしゃれなだけで不思議なほどほっとするものです。子育ては自分の感情のコントロールも求められるので、日々気に入っているものを使うのは大切なことだと思います。
⑦フロントバーが簡単に開けられる(*2019年追記)
フロントバーがボタンひとつで開けられるというのは意外に重要なポイントです。エアバギーなど、バーが開けられないベビーカーもあります。子どもの体重が重くなってくると毎回バーの上まで抱っこして持ち上げるのはなかなか大変です。さらに、子どもが歩けるようになってからはバーを開ければ自分で乗り降りしてくれるのですごく楽です。バーが開けられるベビーカーをおすすめします!ただし、子どもが開け方を覚えてしまうと危ないこともあるかもしれないので、その点は注意してください。
つづいてはデメリットを挙げてみます。
実際に使ってみて感じた「MIOS ミオス」のよくないところ
①まあまあ重い
重さの感じ方は人によって違うと思いますが、約9キロというのはやはり軽くはありません。わたしの場合は子どもが生後半年になるまで入口に階段があるマンションに住んでいたので、毎日ベビーカーを持ち上げるのがひと苦労でした。日常的にベビーカーを車に積んだり、階段で持ち上げたりする予定のある方にはあまりおすすめできません。
②たたむのがやや大変
ベビーカーが空の状態でたたむのは難しくないのですが、ストローラーオーガナイザー(ハンドルにかけるカバンのようなもの)をつけていたり、下のかごに荷物を入れているとすんなりたためません。さらにシートを対面式にしていた場合は、元の向きに戻してからでないとたためません。生後半年くらいは対面にしていたので、タクシーにぱっと乗り込みたいときや、電車が混んできたので途中でたたみたいときなどは大変でした。セカンドベビーカーを購入してみたら、かごに荷物をいれたままでも片手でカシャンと軽くたためるのでまたしても驚きました。わたしもそうだったように、のちのち電車やバスなどに乗る日用のセカンドベビーカーが欲しくなってしまうかもしれません。
③玄関で場所をとる
コンパクトとはいえそれなりに大きいものなので、玄関で場所をとります。毎回たたむのも手間なのでそのまま置いていましたが、わたしも家族もベビーカーの脇をなんとか通るという状態でした。人のうちに遊びにいくときなどは迷惑になってしまうかもしれません。
④荷物入れのカゴが大きいほうではない
他のベビーカーと比べると、ミオスの荷物カゴはそこまで大きいほうではないと思います。出し入れもあまりしやすくないので、大きいママバッグをそのまま入れるには不向きかもしれません。
総合的には
総合的には、たたまなくてもいい、持ち上げなくてもいい環境で使用するぶんには最高のベビーカーだと思います。安全性や乗り心地の良さを考えると、ママ・パパにとってだけでなく「赤ちゃんにとって最高のベビーカー」といえるのではないでしょうか。普段は徒歩圏内で生活していて、車、タクシー、バス、電車に乗る機会はそう多くないという方はぜひ購入を検討してみてください!
ミオスと一緒に使うと便利さがアップする付属品
①ストローラーオーガナイザー
まずはこれ!ミオスを購入するなら、ぜひこのストローラーオーガナイザーも一緒に使ってみてください。これは本当に本当に買ってよかったアイテムで便利さが格段にアップします。
真横から見た図
ミオスのハンドルは写真真中の丸い部分で高さを調節できるようになっているのですが、ちょうどその部分にストローラーオーガナイザーを装着することができます。こちらはエアバギーの製品なのですが、DADWAYの店舗で合わせてみたらミオスにぴったり!わたしはこの中に、自分のウォーターボトル、子どものストローマグ、ポシェットにもなる長財布、スマホ、ティッシュ、除菌ウェットティッシュ、ハンドタオル、リップ、鍵、ヘアゴム、ビニール袋検診に行くときは母子手帳のポーチなどを入れています。収納力もあって、仕切りもとてもうまく作られているので本当に便利です。タクシーに乗るときなど車のトランクにベビーカーを積むときは、サイドにある「カシャン」を外してバッグとして車内に持ち込んでいます。